会計事務所が作ったコンサル会社が前身
株式会社インターフェイスは、会計事務所が作ったコンサルタント会社が前身です。
昭和60年に、福岡県北九州市の南税務会計事務所が「株式会社マネジメント研究所」を設立いたしました。赤字の顧問先の経営を良くすること、新たな顧問先をコンサルタント会社で開拓することがミッションでした。
とはいえ、まったく独自に経営支援を行えたわけではありません。
大手のコンサルタント会社や有名なコンサルタントのノウハウを学び、なんとかお客様のお役に立てるようになってきたというのが実態でした。
今になって思えば、大分遠回りをしてきました。
もちろん、それらがコンサルタント会社としてのノウハウとして蓄積をされています。
しかし、会計事務所が行う中小・零細企業の経営支援と捉えた場合には、もっと会計事務所としての強みを生かすことが出来たのではと考えています。
地域の中小企業を良くするという目的から考えれば、「コンサルタント会社」である必要はなかったのです。
経営コンサルタント会社としての30年間
私達はコンサルタント会社としての道を選びました。
その中で、数多くの失敗もしてきています。コンサルタント会社の場合、その業務の性質上答えを求められることが多く、また直接的な成果を出す必要があります。
その答えが適切ではなかったと言うこともありますし、成果を創出するために莫大な工数を投下せざるを得ず、頂いたフィーではまったく見合わなかったということもあります。
また、我々が関わっている間はいいのですが、契約が終了してしまった後は元に戻ってしまったと言うこともありました。
人材に関しても、最初は大手コンサルタント会社から人を採用すれば上手くいくと考えていました。しかし、経験者には経験者なりの考え方ができあがっていてなかなか素直に動いてくれません。また大手と違いブランド力はなく、顧客層は地域の中小企業という中では、営業面でも期待した成果は得られませんでした。
挙げればきりがありませんが、それらの失敗を糧としながら、会計事務所を閉めた後も、なんとかコンサルタント会社として地域の企業を支援してくることが出来ました。
30年培ったノウハウを会計事務所の「成果の出るMAS」に
会計事務所にとって、顧問先である中小企業にとって最も成果を創出しやすい方法がやっと固まりました。
それは数値だけを見るシミュレーションでも、直接答えを教えて「結果」のみで評価されるコンサルティングでもない、本物のMASです。
財務を軸として、経営管理を通じて企業の経営状態を良くすることです。よく会計事務所の方が、我々は数字の事のみで終始してしまっているとおっしゃいますが、財務無くして経営は語れません。それは強みなのです。
それに加えて、経営の知識を学び、経営管理の手法を身につけ、その売り方と指導法を研鑽していくことで、必ず中小企業の経営は良くなり、事務所にとっても新たな付加価値を生みます。
会計事務所の特性を理解し、コンサルタント会社として培ってきたノウハウを会計事務所が使いやすくカスタマイズすることで、顧客と事務所双方に成果が出る経営支援サービスが開発できたと自負しています。